今月の読書日記

アフターと書かれてはいるがリベラルの起源と歴史的経緯が話の本題。分かりやすくまとめられているんだろうが保守リベラルに対するある程度の予備知識すらない俺さんには難しかった。タイトル自体は馬鹿っぽいけど内容は韓国政治右派左派の傾向と分析の本。韓国の右派左派はいわゆる保守リベラルではない。ただ基本は韓国人が書いた韓国政治本なので、日本人が書いた日本政治本と同様に悪口しか書いてない。
麻薬と人間 100年の物語

麻薬と人間 100年の物語

麻薬戦争の必要性や疑問をこれでもかとばかりにジャーナリストが調べた本。今まで教えられてきた事を根底から覆すのでにわかには信じがたいがたぶん本当なんだろう。なにせ注釈が異常に多い。信じられるかソースを出せソースをと言われるのが分かってるんだろう。麻薬戦争はコストに見合う結果を出せているのかという疑問を麻薬研究の総本山ですら明快に否定してないというのが事態を深刻性を物語っている。お高いしその上分厚いが一読の価値がある本。リベラルという政治的概念が時代と共に変化していく様子を解説した本。「アフターリベラル」で予備知識を仕入れたからかかなり理解できた。